SERU (The Student Experience in the Research University)
SERU(Student Experience in the Research University)は、世界中のトップクラスの研究型大学における学部生および大学院生の経験に焦点を当てた調査です。カリフォルニア大学バークレー校が主導して開始したこのプロジェクトには、2024年5月現在、日本、中国、アメリカ、イギリス、オーストラリアやドイツなどにある世界のトップクラスの大学34校が参加しています。SERUは、参加機関同士でデータやグッドプラクティスを共有し、政策提言や研究結果の共同作業を通じて、エビデンスに基づく大学運営を促進することを目指しています。また、各高等教育機関が教学の質保証と自己改善を進めるための重要なツールとして機能しています。SERUの詳細については以下のリンクをご参照ください: https://www.seru.edu/
大阪大学は日本の研究大学を代表して参加要請を受け、2014年からSERUに参加しています。日本からは他に広島大学が2016年に参加を開始しました。大阪大学では、学部生および大学院生の全在学生を対象に、約2年ごとに調査を実施しており、直近では2023年11月から2024年1月にかけて実施しました。この調査により得られるデータをもとに、国際比較分析を行いながら教育の現状を精査し、課題を特定するとともに、国際的に通用する教育の質保証を実現し、学生の学びの質の向上に取り組み、将来の方向性を検討する努力が続けられています。
SERUデータを活用した最近の業績は以下になります。これらの取り組みにより、大阪大学は国内外での教育の質保証と向上に向けたリーダーシップを発揮し続けています。