スチューデント・ライフサイクルサポートセンターとは
スチューデント・ライフサイクルサポートセンター(SLiCSセンター)は、2022年4月に高等教育・入試研究開発センター(CHEGA)、全学教育推進機構 教育学習支援部、サイバーメディアセンター、キャリアセンターの改組・連携によって発足しました。本学の学生に関する入学前から在学中、卒業及び修了後までの教学データを蓄積、管理し、それを分析、活用することにより、当該データを基盤とした個別最適な教育及び学習・学生支援を全学的に実現するとともに、本学の中長期的な教育成果を可視化することをミッションとしています。
SLiCSセンターは、3つのポリシーに対応する形で入学前、在学時、卒業後それぞれの支援を行う部門と、それを教育・学習データの観点から下支えする部門から構成されます。入学前においては、大学進学を希望する高校生や高等学校関係者のみなさんと大阪大学をつなぐために、高大接続の取り組みを高大接続部が、入試方法の研究開発や入試広報戦略の立案と実施を入試広報・入試開発部が行います。在学時においては、大阪大学の教育の質向上のために教職員への教育支援(FD)及び学生への学習支援を教学支援部が、デジタル技術を活用した新しい教育方法の開発や支援を教学DX部が行います。また、大阪大学全体の教育の質保証について、教学質保証部が取り組みます。卒業後については、大阪大学の学生を対象とした多彩なキャリア形成教育の計画・実施、卒業生・修了生と大学をつなぐための取り組みをキャリア教育部が担当します。そして、それらを下支えするための教学データ基盤の整備、教育・学習を改善するための教育・学習データの分析を教学IR・教学データ基盤部が担当します。
これらの7部門が有機的に連携すること、また、学内のさまざまな部署との連携を行うことによって、データに基づいた個別最適な学生・学習支援を入学前から卒業後・修了後まで本学学生一人ひとりに提供し、高大接続・大学教育・卒業後など俯瞰的・長期的な目線でのサポート体制の構築をめざします。また、蓄積したデータや情報を分析することにより大阪大学の教育成果を短期のみならず中長期的に可視化すること、デジタル技術を最大限に活用して学習者本位の教育の推進と教育の質保証の更なる充実を実現します。