- 2024.09.24
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- 報告
SERUシンポジウム参加報告(24/9/17-18@トロント大学)
2024年9月17日~18日にカナダのトロント大学で開催されたSERUシンポジウム『学部および大学院教育における学生のエンゲージメントとウェルビーイングのためのデータ活用(Leveraging Data for Student Engagement and Wellbeing in Undergraduate and Graduate Education)』において、当センターからは「大学院生の視点から見た大阪大学における大学院教育の変化:GradSERUを用いた縦断的分析(Unveiling Changes in Graduate Education at Osaka University from Students’ Perceptions: A Longitudinal Analysis of GradSERU)」というタイトルで、センター長・教学質保証部部長である川嶋太津夫教授、教学IR・教学データ基盤部の中口悦史教授、教学質保証部の陳麗蘭特任助教が報告を行いました。なお、中口教授は都合により現地参加できませんでしたが、川嶋教授が本学の基本情報について紹介し、陳助教はGradSERUデータの分析に基づき、本学の学生の学習経験と大学院生の視点から見た大学院教育の変化について発表しました。
また、広島大学のSERUチームと共同で「日米における学生経験の比較分析(A Comparative Analysis of Student Experience in the United States and Japan)」という題目で発表も行い、日本の学部生の経験を米国と比較しました。その結果、日本の学部生は米国の学部生と比較して、自己評価や帰属意識に課題があることが明らかになりました。
本学では、国際的に通用する教育の質保証を目指し、2013年からSERU調査に参加しています。SERUデータの分析を通じて、本学の教育の現状と課題を明らかにし、国際比較を実施することで、大学教育の国際ベンチマーキングと将来の方向性について示唆を提供できると期待しております。なお、SERUシンポジウムの詳細につきましては、以下に記載しておりますので、ご参考ください: